時々相談いただくのが通貨の両替です。
通貨両替サービスが色んな所でありますが、かなり割高なのはご存知かと思います。
こんな値段でやっているんだ!
それも日本での許可もとっていない人がと思うサービスがありますね。
私は特殊な方法で交換をしているのですが、ちょっと前まで行っていた比較的楽なのは三菱東京UFJ銀行さんのリアルタイムレート。
こちらは交換手数料が割安です。
http://www.bk.mufg.jp/gdocs/rate/real_01.html
通常なら2円片道ですが、これは0.5円です。
送金も三菱東京さんで行わないといけないのが難点ですが、是非試して下さい。
スポンサーサイト
ニュージーランドにはファミリートラストという信託があります。
昨年よりずっとこのファミリートラストについて、
日本でどう導入すべきかの相談を現地の会計士さんと日本の会計士さんとの連携で話をしていました。
ルールの違う制度をどう利用するかは、利用者に迷惑をかける可能性があるから慎重にしなくてはなりません。
折しも、昨年10月よりニュージーランドは贈与税がなくなりましたので、
このファミリートラストを利用した資産管理について話を聞く機会が増えました。
結論から言えば、
日本の居住者にとってファミリートラストの利用はあまり価値がないということです。
日本でも信託はありますが、ニュージーランドと違う点は、トラストが法人格を持ち、納税をし、
内部留保できるということです。
信託ってのは、ある人Aが自分の財産を信頼できる他人Bに譲渡するとともに、
当該財産を運用・管理することで得られる利益をある人Cに与える旨をBと取り決めることにあります。
例えば、親Aさんが子供Cさんに財産を残す為に、資産をトラストに譲渡します。
不動産1億円を譲渡しても、トラストはそれを支払うお金がありません。
銀行から調達する、或いは、Aさんからの貸し付け金と処理するのが通常の処理なのですよね。
その不動産が収益を稼ぐものであれば、
所得税という視点から言うと、AさんからCさんへの所得の移転が成立します。
しかし、相続税という視点から言うと、不動産の評価減が使えないので、
逆に相続財産が増えることにもなりかねませんね。
ちなみに、ニュージーランドでも贈与税があった時には、
非課税の範囲でせっせとこのAさんの貸付金を贈与していました。
リスクマネジメントという視点からはファミリートラストはいい仕組みです。
でも、節税ではねぇ・・・。
細かな税務的なチェックもしましたが、このBlogでは割愛します。
とは言え、まだまだ色んな方法があると思われるので、
今までとは違った人と話をしていきたいと思います。